虚飾の日々


「元気そうで何よりね」
そんな言葉さえ掛けられない
突き放されたのは私なのに
何故こんなに君の事が気になるのだろうか

言葉の持つ魔力は
虚像だと知りつつも
何処かで期待してしまうのは
夢に縋らなければ生きられない性だから

ワタシハモットツヨクナラナキャ

君なんかいなくても
たった一人ぼっちでも
雨に濡れたら着替えればいい
濡れた髪はまた乾かせばいい
濡れた頬は乾く間もないけど
太陽に向ければきっと輝ける筈

なのに夏が来るのが怖い
思い出してしまうのが苦しい
あの空の下 
君とメールのやり取り
毎日が嬉しくてそして切なかった
自分が此処にいる事が
ただ悲しかった

別れる為に人は生きる
永遠なんてものは何処にもないのだから
誰に愛される事が無くても
必死で笑うのだ

君が見ていなくたって
必死で詠うのだ

ワタシハゲンキデス