羨 望


彼女は私の欲しいもの全て持ってる

愛も夢も若さも希望も

彼女の前では私はまるで塵同然
粉々に砕けて散って風に飛ばされてしまう

それでも書き続けなきゃならない

何故ゆえに 何故ゆえに

生きる証

自分が生を受け全うし
死んで行ったと言う記録を残す為に

解かってはいるけれど
彼女のピカピカ光る素肌を前に
たじろぎ顔を覆いたくなる

愛される人
私も貴方を愛しているよ

かわいくてほがらかで
オレンジみたいな貴方は
陽光を浴びるに相応しい

日陰でそっと応援してます
揺れながら